2014年関東の夏は8月23日ごろまでは雨はあまり降らず、気温34,35度がざらという日々でした。

<ログハウスと室内温度>

 木でできているログハウスと言うと何となく暑さもしのげると思われているようですが,とんでもありません。

 私のそれは、北欧製、6畳大、ペアガラス、コロニアル瓦、断熱材無しの物ですが(安価)、耐えられない暑さとなります。

外気34度の時、室内は37度と+数度高くなります。下手をすると命を落としかねません。こういった家に住んでいる人は体験しているはずですが、なぜか黙っている方が多いようです(一人だけHPで話されていました)。

 小さなログハウスでは室内というか家自体が温まる、いや、暑くなってしまい、ヨシズやゴーヤなど緑のカーテンで対応できる限界を超えてしまいます。

断熱材、天井空間の存在がいかに重要かわかります。もし、これらがないなら窓が少ないログハウスはやめて建具だらけの日本風家屋にするのが亜熱帯化の日本で生き延びるすべではないかと考えます。

 

 それはともかく、電気などエネルギーを使わないで行う小建物の最終防暑方法として①草屋根と②二重屋根の実験を開始することにしました。といってもまだ家自体に加工するのでない実験レベルです。具体的には、

①草屋根は草屋根の実験を行う「草屋根ボックス」を作って地上で行うものです。

②は1畳庵自体を覆って実験します。では、それぞれの項目をご覧ください。

追加 ③サツマイモ屋根栽培の取り組みを報告します。

 

当園の概要

 

完全オフグリッドです。

 土地:1千数百㎡、一辺は舗装公道に面する南向き方形平坦地。病院、ホームセンタ、コンビニが其々複数あるもなぜか都市計画区域外。2002年取得

 山小屋:柱を4本建て、それに斜めに屋根をかける竪穴式住居構造。白川郷の合掌造りに似ているところもある。床は土間。 

 

電気:独立型太陽光発電 第1装置 24V1KW発電,

第2装置 12V約200W発電

それぞれ1500Wインバーターを介してサイン波AC100Vで使用。他にバッテリなしのシステムがいくつかあり。

 

水: 雨水利用:3カ所の屋根(PV架台を含む)で集水して1トンくらい貯水:下屋屋根などを活用すれば増量は容易だが使いきれないので計画なし。

飲料水:〇〇の駅で150m深井戸の検査済み水をもらえる。

 

汚水処理:新見式準拠

 

改良及び近い将来の計画

①止水(雨水)対象の簡易緩速濾過装置(今後)

②山小屋の改良

・二重屋根化(終了)

・土間床を防湿コンクリート部分と伝統的三和土部分にすること(終了)

・外壁に沿って犬走敷設(終了)

・ポリカ平板で大型ひさし(終了)

・無線ANT用パイプ設置(終了)

③小屋内土間に蓄熱のための大きなコンクリート桝+FRPバスタブを設置(終了)。これを活用する具体的方策(今後)

④厳冬期無暖房自己体温のみで過ごせること及び建物が崩壊してもその部分は現状維持が可能な小屋内シェルタールームの建設(終了)。ふだんはゼオライト、粒状活性炭の少量備蓄庫として使用。換気はDCファンと塩ビ管によっている。

⑤入口ドアの断熱・防音・採光化(終了)

⑥入口両脇に収納庫設置(終了。片側はバッテリーバンク庫)

太陽熱利用のエアヒーター(装置は数個完成)。その運用等(今後)

 ⑧ 無線通信(モービル)

430・144MHZ FM50W出力(終了)

余剰雨水を活用して平城宮跡東院庭園にある洲浜の池をイメージする小さな浅い水辺を作りたい(規模は畳1~2枚程度)。

 

 

 

 

1kw独立型太陽光発電
1kw独立型太陽光発電
初めての雨水利用
初めての雨水利用
こちらは絶版です。
こちらは絶版です。