ブロック塀と古民家
ブロック塀ってそんなに古いものではないとのこと。
出初めは安価で、頑丈で、燃えず、腐らず、視界は100%さえぎるということで高評価を受けたようだ。
アスベストが当初消防署に推奨されたという話に通じる。
それが高槻市の小学生圧死で一気に極端なマイナス評価となった。
これから生け垣、少なくも軽いアルミ格子フェンスに変わっていくだろう。
視界を100%さえぎり、燃えず、軽いものと言うとガルバ波板が挙げられる。この方面でもガルバは増えていくと思う。
私もすでに少なからず塀に使っている。
難点は塗装が困難、高級感には程遠いことか。
注意点は強風対策だろう。圧死はなくても空を飛び、端の鋭利な部分での人や器物への損傷は十分に想定できる。
私も風対策でかなりの手を施しているがこれについては後日に。
もう一つ。あまり口にする人はいないが古民家の危険性は無視できないと思う。
太い梁を誇示するかのような写真を目にする。
太ければ太いほど丈夫でカッコいいとされているようだが地震で落ちて下の人に当たったらどうしようもないのではないか。
江戸時代以前の大地震でも大名屋敷など立派なお屋敷が地震にあい倒壊して多くの人を死に至らしめている。
貧乏長屋の薄い屋根の方がかえって生存に幸いとなるようだ。
確かにくぎを使わないことは魅力だが直下型巨大地震にどの程度耐えられるのか疑問だ。
既に正倉院も鉄のアングルやボルトで補強されている。
2018.6.29記