ウッドデッキ・ウッドフェンスの腐朽とコンクリート
本稿は、いいと思ってウッドデッキを作製あるは利用している多くの方には気に障ることになると思う。
手間とお金をかけて作ったウッドデッキにウッドフェンス。
大事に長く使いたいと思うのが人情
で、防腐剤を塗る。
何度も何度も。
かってのコールタールやクレオソートは発がんの恐れがあるとして今はあまり使われていない。
今人気なのは、ク○○~だ(商品名か)。
安く、浸透性もよい。
クリアのほかにブラウンもある。
ブラウンだと色もシックで悪くはない。
しかし、これら防腐剤をどんなに塗り重ねても最終的には写真のとおりとなる。
その板はどうするのだろうか。
ごみ収集に出す?
埋める?
コッソリ焼く?
大々的にロケットストーブで燃やす?
細かい字で書かれているぞっとするような説明書きの内容は依然健康への危険性大であることを示している。
あれほど大騒ぎしたダイオキシン騒ぎはどこに行ったのか。
有害廃材の毒液はあなたを取り巻く大気に蒸散し、あなたのささやかな菜園に,あなたの手掘りの浅井戸に浸透して行く。
こういう結果をもたらす雨ざらしのウッドデッキ、ウッドフェンスに賛成できない。
木が好きでどうしても木を使いたいなら尾瀬の木道のように、あるいは伊勢神宮のように無垢の木を無塗装で使うべきでは?
それなら放置してもいつかはまともな土にかえる。
私は塗料、防腐剤からフリーでいられるという意味でコンクリートを評価している。
浄水場・貯水場で採用しているところだ。
全部をそうはできないので折衷説として写真に見えているようにフェンス柱は自作コンクリート柱を使っている。
注)鉄筋10㎜3本入り、10.5センチ角
10年たったものを破壊・目視してみたが鉄筋、コンクリートともきれいだった。
柱がそのまま残っていると木部の更新もずっと楽。
難点:型枠作りを伴う製作は数が多いと楽ではない。30年以上の耐久性(おそらく
自分の寿命を超す)と天秤をかけることになる。
デッキは天然石(御影敷石)を敷き詰めている。こちらは半永久的だろう。運搬、移動できる点でも便利。
2015.12.7記