薪ストーブとまき
北海道に住む有名なナントカさんは趣味に関する本について、対象の長所だけでなく欠点・問題点についても書いてあるものがいい本だと言っている。
そうだと思う。
昨今薪ストーブブームだ。
①割と公正に書かれているある本
「 鋳物高級品だと一式100万、それほどでないと50万。
薄手金属の眼鏡ストーブを使い、設置も煙突掃除も薪調達も自分でやればこの限りにあらず。」
② 里山保全を目的とするNPO法人の機関誌を読んでいたら薪の話しが載っていた。
「薪ストーブへのあこがれもあって都会から田舎へ移住したが(山間部ではない開けたところ)薪の採集に苦労する。落ちている薪などすぐ足りなくなる。
どうしようもないので同好のもので組織をつくって市の並木道の剪定の木をもらったり製材業者に話をつけるなど努力して対応している。」
脱都会して個の自由な生活を、と考えていたのにまた組織、折衝、集団行動ですか。
一番切実なのは費用の問題だろう。都市住宅地で薪ストーブを使用するならペレット其の他を購入するしかないが、その費用たるや月に数万円はざらとのこと。
富裕層のBMWのようになっている。
今、灯油1L50円!
水より安くなった!
コメリで6000円の石油ストーブを購入し(10年は持つ)、節度ある使用に徹する方がリーズナブルに思えてしまう。
結局は誰かが言っていたが「薪を支障なく集められる人に限って楽しめるのが薪ストーブだ」ということに落ち着きそうだ。
ところで、落ちている枝を拾うといっても土地は国・公有地か私有地。所有者なしということはありえない。入会権を持っているなら格別、そうでないならそこにあるものをかってにいただくと窃盗、占有離脱物横領になるリスクはありますよ(刑法犯)。
まえに政党チラシを団地郵便箱に投函して住居侵入罪で逮捕起訴された例もある。日頃官憲ににらまれている人は用心に越したことはない。
2016.2.19記